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2015.06.08|ニュース情報

職務上請求

親族が遺産を残したまま亡くなると、まずはその亡くなった親族の出生から死亡時までの戸籍を辿ります。

 

相続人が誰かということが確定できない限り、遺産分割が困難だからです。

 

不動産の所有権移転登記手続はもちろん、預貯金の解約なども、全ての相続人の同意がないとできません。そこで、そもそも相続人が誰かということを調べるために、もしくは自分たちだけですということを証明するために、戸籍を辿るのです。

 

この戸籍を辿るという作業ですが、一般の方が行うとめちゃくちゃ骨が折れます^^;郵送の方法でも小為替を購入し、市役所に依頼する内容の戸籍等の記載をお願いすることによって可能なのですが、わざわざ役所に足を運んで苦労して取得する方が多いようです。

 

士業に依頼した場合には、「職務上請求」という巷では「魔法の紙」と呼ばれる書式がありますので比較的簡単に取り寄せを行うことができます。

 

昔の戸籍を辿ると、今の戸籍にはない「隠居」という記載があったり、次女ということは長女がいるはずなのに長女が戸籍からみつからない、とか、戦争で焼けてしまったよ、ということもあったりします。中には実は隠し子がいたんだ~!!!というビックリ仰天なことも・・・っていうかスミマセン、それは私のモテモテの曾祖父でした。

 

そんなこんなで士業に与えられた戸籍の請求ですが、中には生き別れの兄弟が実は生活保護受給のためにドヤ街の簡易宿泊所に住民票をおいていたことが判明し、奇跡の涙の再会、なんていうドラマチックな場面にも出会ったりします。

 

 

相続は争族といいますが、争わない事案でもドラマがあったりします。困った方はお気軽にこのあんサポにご相談ください。

 

鈴木(芳)

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